2006年10月27日

先日書いたGIMPでのフォトレタッチのやり方に、カラーの写真をモノクロにする方法も付け加えようとして、このところいろいろ調べていたのですが、カラー画像のグレースケール化というのは、ものすごく奥の深いことだと知って非常に驚きました。今まで、赤(255,0,0)も緑(0,255,0)も青(0,0,255)も、グレースケールで表すと同じ色になるんだとばかり、思っていたんですよ・・・ ちなみに(1)の画像をGIMPでグレースケールモードに変換したのが(2)なのですが、緑より赤が、赤より青が、黒くなっているのがわかると思います。

(1)


(2)

ここらの話は、以下のリンクがものすごく詳しくて分かりやすいです。

osakana.factory - グレースケールのひみつ
http://ofo.jp/osakana/cgtips/grayscale.phtml

GIMP - Converting Color Images to B&W
http://www.gimp.org/tutorials/Color2BW/

(1)の画像をGIMPでBMPファイルで書き出したものを、バイナリエディタの見てみると、非圧縮な見通しのよいものだったので、試しに、RGBを0.299:0.587:0.114で重み付けをしてカラーをモノクロにする簡単なスクリプトを書いてみました。それを使ってできたのが(3)なのですが、(2)とほとんど変わりませんので、桁が違ったりするかもしれませんが、おそらくGIMPはこの数字を使っているのでしょう。ソース見ればはっきりしますが、見ても私にはたぶん分かりません(泣)・・・

(3)

ただ、わざわざ慣れないスクリプトを書いたわけは他にあって、次のようなちょっとした実験をしてみたかったからです。通常グレースケールは無彩色だけの256階調で表されますが、これをもっと増やして見たいと思います。通常(0,0,0)から(1,1,1)は1段階ですが、これを(0,0,0)-(0,0,1)-(1,0,0)-(1,0,1)-(0,1,0)-(0,1,1)-(1,1,0)-(1,1,1)の7段階に増やして、計1786階調で表現してみたのが次の(4)です。

(4)

正直、私にはこれと(3)との違いが見た目には分かりません。試す前は、結構はっきりときれいになるような気がしていたので、ちょっとがっかり。

この後、サブピクセルを考えたスクリプトもいろいろ書いてみたのですが、効果はでないは、色が付き始めるはで、どうしようもありませんでした。詳しい人がちゃんとアルゴリズムを考えれば、少しはきれいになるのでしょうか?


* * * * * * *


ずいぶん先の話だと思っていたFirefox 2.0がリリースされました。ほんと時間のたつのは速いものです・・・ とりあえずうちの環境ではすこぶる快適!

2006年10月21日

簡単なGIMPでのフォトレタッチ方法を、メインサイトで書いてみましたので、良かったら見てみてください。

http://www.perfectsky.net/gimp/index.html

本当は、GIMPもレタッチもあまり詳しくないのですが・・・

2006年05月26日

スラッシュドット経由で知ったのですが、全てオープンソースのツールで制作された、Elephants Dreamという3DCGのショートムービーが公開されています。

Elephants Dream
http://www.elephantsdream.org/

上の画像からでも分かるとおり、非常にクオリティーが高くどこから見てもプロフェッショナルな出来ですが、ライセンスは「クリエイティブ・コモンズ 帰属 2.5」ですので、誰でも無料で自由に見ることができます。時間的には10分ほどの短い映像ですが、これが全てオープンソースのツールで作られたっていうのは、ちょっと信じられません。こういう分野は、オープンソースソフトウェアが特に遅れているもののひとつだと思っていたのですが・・・ エンドロールの「Gimp」や「Inkscape」などの文字に、妙な親近感がわきませんか?(笑)

Elephants Dreamのウェブサイトを見ていて思ったのですが、今回のプロジェクトはいろいろな意味で新しい感じがします。時代は変わったんですね。


* このエントリー中の画像の著作権は「Blender Foundation | www.blender.org」にあります

2006年01月21日

今回は画像ファイルのファイルサイズを小さくしてくれるPNGGauntletとcarmineというソフトの紹介です。PNGGauntletはPNG用(JPEGやGIFも入力はできます)、carmineはJPEG用で、色数を減らしたりして画質を劣化させることがないのがポイント!この二つのソフトも最近使い始めたものですが、画質の劣化なくファイルサイズを小さくできる場合があるっていうのは、意外と盲点になってることかも知れないので、ぜひみんなに知ってもらいたいです。

PNGGauntlet
http://brh.numbera.com/software/pnggauntlet/
carmine
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se279366.html

PNGGauntletは英語でしか使えないようですが、機能自体は単純なので難しいことはないと思います。[Brute Force Compress]ってオプションがありますが、時間がかかる割りにファイルサイズはほとんど変わらないのでお好みで。実際に使ってみると、中にはものすごくファイルサイズが小さくなる画像ファイルもあるようで、このブログの背景のPNG画像などは、1/5のサイズになってしまいました(もともとすごく小さいのであまり意味はないけど)。

carmineの方は日本語で使えます。デジカメで撮った写真を試してみると5%程度だけしか小さくなりませんでしたが、もともとのサイズが大きいので結構ばかになりませんよね。場合によってはもっと小さくなるようですし、余計なヘッダは消しておいたほうがいい時もあるので、そういう意味でも使えます。

今までは、PNGDIETJPEG Cleanerを使っていたのですが、今回の二つの方がはるかに優れています。最近まで見つけられなかったのは、圧縮方法を替えればファイルサイズが小さくなるって発想が私になかったからですね。うちのサイトはアクセスが多くて転送量が・・・って方は、ぜひぜひバックアップをとってから、この二つのソフトを試してみてください。Firefoxのバナーなども結構縮むものがあるのですが、たくさんの人に配布するようなものなどは一手間かけてもいいのにね・・・

GIF用には、GIFeqってソフトがあるようです。

2006年01月16日

ここ最近、GIMPをよく使っています。かなり以前から知ってましたし、使ったことも何度もありましたが、ここまで使い込んでいるのは初めてです。やっぱりこのソフトはすごすぎる!

以前はよくWindowsで安定しないなんて言われていましたが、そんなのはほんとに昔の話。Windowsでもしっかり動作しますし、フリーでこんなに多機能なのはちょっと他にはないでしょう。Photoshopを持っている人には必要ないかも知れませんが、Photoshop Elementsしか持っていない人は乗り換えるか、併用することをお勧めします。使い慣れているソフトが一番ってのはあると思いますが・・・

Googleで「GIMP」を検索すると一番上にVectorが出てくるのですが、ここにおいてあるパッケージはかなり古いので注意!Windowsで使いたい人は下のページから最新のものを落としてきて使ってください。ちゃんと日本語で使えます。

the GIMP for Windows
http://gimp-win.sourceforge.net/stable.html

GIMPを使うには「GTK+ 2 Runtime Environment」と「The GIMP for Windows」のふたつが必要です。GIMPの前にGTK+をインストールしましょう。以前のバージョンでは、起動時にScript-Fuがエラーを吐いて(そして使えなかった?)気持ち悪かったのですが、最新のGIMP 2.2.10では直っています。ほんとかなりいいです。

2005年04月30日

「Firefoxの1.1でネイティブで対応されるかも」なんて、ここ最近いろいろなところで見かけるSVG(Scalable Vector Graphics)について今回はエントリーにします。XMLで記述されるテキストベースのグラフィックフォーマットってところが面白そうです。結構、無理矢理表示させてるAWStatsのグラフなんかはこれが使えると素敵ですね。他の技術との関連が重要になってきそうですが、ものすごく可能性を感じます。

IllutratorなどがSVGファイルを作成するのに使えるようですが、その他にも調べているとSodipodiとかInkscapeあたりがフリーでは有名みたいです。

さらに関連するものを調べていると、potraceというアウトラインをトレースするソフトの名前をよく目にするので、本家サイトに行ってみたのですが、そこに掲載されているExampleを見てちょっとびっくり!これは何か使えそうなので、試しに自分で作成したBMPファイルをトレースしてみたのですが、確かに先ほどのExampleと同じような効果が得られました。ただしこのソフト自体はコマンドラインからしか使えないので、なにか良いフロントエンドがないかと調べていると、結局先ほどのInkscapeに戻ってしまいました。どうやらこのInkscapeってソフトはすごいらしい。

ということで、早速インストールして使ってみたのですが、この手のベクター系のグラフィックソフトってほとんど使ったことがないので、なんだか難しいですね。とりあえず先ほどのpotraceの機能は使えることを確認しました。potrace自体もかなりの数の機能を持っていることはよく分かりましたが、使いこなすにはもう少し勉強しないとだめかな・・・

このSVGが広く使われるようになるかどうかは、やっぱりブラウザの対応しだいのような気がします。ウェブベースでしか使われることがない技術ではないと思いますが、私たちは現在、あまりにも多くのことをブラウザ上で行っていると思います。新しいOpera 8でもサポートされたらしいですし、最初にも書きましたがFirefoxも対応予定。後はIE 7ががんばってくれたらうれしいのですが、ちょっと無理だろな・・・

SVGが流行ることを願って、以下は関連リンク。

AdobeのSVGビューア。FirefoxでSVGを見たいときはこちらのベータ版がいいらしいです。
http://www.adobe.com/svg/viewer/install/beta.html

Adobeが用意しているSVGのデモ。なぜかうまく動かないのが多いですが・・・
http://www.adobe.com/svg/demos/main.html

SVGのバリデータ。私みたいな一般人には関係ありませんが、必要な人には必要ですよね?
http://jiggles.w3.org/svgvalidator/