COSUMIでAdSenseのオファーウォールを試しています

先日から、COSUMI(と六十秒英単語テスト)で、Google AdSenseのオファーウォールを試しています。

囲碁ブラウザゲーム COSUMI
https://www.cosumi.net/

この手のことはいつも流動的で、先のことについて確定なことは何も言えませんが、今のところ悪くはなさそうなので、できれば今後も使い続けたいと思っています。

今現在、オファーウォールが表示されるのは、以下の4ページのみです。

https://www.cosumi.net/play.html
https://www.cosumi.net/en/
https://www.cosumi.net/ko/
https://www.cosumi.net/zh/

ここについては、今後もおそらく変更はありません。トップページとか、対局リプレイとかに表示することは絶対にないです。

「頻度の設定」は、デフォルトの4PVから上げて10PV、リワードはデフォルトの24時間アクセス可能に、今現在、設定していますが、実は、「頻度の設定」って初回の表示にしか関係ないものだとずっと思い込んでいて(頻度とは…(笑))、そうじゃないと今頃ようやく気づいたので、今後、両方とも少し下げるかもしれません。なんか表示回数が少ないなあと思ってたんですよね…(笑) ページビューのカウントは、あくまで上の4ページだけで行われるので、10PVはちょっと大きすぎると思います。リワードの24時間も、例えばそれを半分の12時間にしたとしても、表示回数はそんなに大きくは違ってこないんじゃないかな? なんていうか、ユーザと交わす約束はできるだけ小さくしておきたいのです。ただ、本当に初めましての人には、相当長い期間、一切オファーオールを表示させたくないって気持ちも強いです。もう少し柔軟に設定できるとよいのですが…

あと、言語の設定は当初、「デフォルトが日本語で、加えて英語(en-US)韓国語中国語(zh-CN)」としていたのですが、先ほど、「デフォルトが英語(en-US)で、加えて日本語だけ」に変更しました。通常のAdSenseは、ページの言語に広告の言語をできるだけ合わせるようにしてくれていると思うのですが、オファーウォールでは、ブラウザでの言語設定に合わせて、表示する言語を決定しているようで、例えば、設定言語がベトナム語のブラウザで、英語ページ見ても、日本語のオファーウォールが表示されていたはずです。で、それはちょっと不味いので先の変更をしたわけですが、COSUMI以外のアクセスの大半が日本人な日本語サイトでも、デフォルトは英語にしておくのがおそらく無難なのでは? ちなみに、日本語英語は文言を良く練ったものに変更していますが、韓国語中国語はオリジナルのままでした。両言語とも、自動翻訳に掛けるとオリジナルの英語をほぼ直訳したような内容に思えたのですが、

サイトやアプリでユーザーに表示される文言については、パブリッシャー様が責任を負うことになります。メッセージは、その内容が正しいことを確認できる言語でのみ作成してください。

とのことなので、このあたり要注意です。オリジナルの文言からリワードの数字を変更するぐらいなら、まあ安全かなとは思いますけど… しかし、練られた英語と、ふわっとした自国語ってどちらの方がコンバージョン高いのかな? またおいおいテストしていきたいと思います。

AdSenseのオファーウォールは、まだベータ版とのことですが、今回利用するにあたって、気になったことをいくつか書いておきます。

まず、これってサイト単位ではなく、ページ単位のリワードって出せるんですかね? なんかちょっとよくわからないのですが、それが出来なかったら使いたくても使えない人たちが結構たくさん居そうです。あと、条件によってON/OFF切り替えるのはどうすれば良いのでしょうか? タグを出したり消したりするのは、他のAdSense広告があると上手くいかないと思います。このあたり、もう少し使いやすいと良いのですが…

次に、オファーウォール(offerWALL)と言っておきながら、閲覧者が取りえる選択肢が「広告を見る」ひとつだけなのは、ちょっと残念です。こんなの全然WALL(壁)じゃないですよね… マイクロペイメントとか、全く別の種類のオファーを用意するのはなかなか難しいのかもしれませんが、同じ「広告を見る」でも、いくつかの広告動画のサムネイルを表示しておいてお好きなのをどうぞとか、「テキストもしくは静止画で5秒」、「動画15秒」、「動画30秒」の中から選択出来て、それぞれに異なるリワードが設定できるとか、そういうのを期待してしまいます。ここは本当になんとかならないでしょうか?

あと、最後にちょっと細かい話にはなるのですが、ロゴ画像の画質がちょっと悪すぎじゃないでしょうか? どうやら縦60pxにまで縮小してるみたいなんですが、ここはあまりケチらないで欲しいです。しかも、これは私のところではないですが、いくらなんでも違うだろって感じのロゴがJPEGになってる時とかあって、わけわからん…(元画像がJPEGだったらそうなるんでしょうか? だとしたら二重にバカですが…) なんでこんなことを言うのかっていうと、これコンバージョンに結構影響すると思うんですよね。画質悪いのって、なんか信用できないです。

ここ最近、こまごまとしたCOSUMIの改良をいくつかしていたのですが、まだできていないことの中で今一番やりたいのが、棋譜解析機能の精度を上げることです。というのも、せっかく高いお金を出して買ったg5g.4xlargeのGPUが、ピークでも半分ぐらい余ってるんですよね… 棋力を変えられない「対局での着手」にリソースを割いてもほとんど意味はないですが、「棋譜解析」にはいくら突っ込んでも良いわけで(レイテンシの問題だけは発生しますが)、できるだけ早い内になんとかします。で、そんな時にこのオファーウォールを試していて思ったのは、アクセスされるたびに毎回表示するとか極端なことをすれば、無料のオンラインKataGoもできるんじゃないかなということです。例えば、COSUMIで今使っているg5g.4xlargeg6.4xlargeに替えれば、COSUMIの隣で簡易的なオンラインKataGoが動かせますが、価格差は約40万/年。こんなのは余裕でペイしそうですし、万が一少しぐらい赤になっても、まあ大きな問題ではありません。でもできることならその程度じゃなくて、GPUが4発のg6.12xlargeとかで本当に挑戦してみたいんですけど、これはさすがに無理かなあ? もし上手くいかなくても、1年間だけなら命までは取られませんが…

以前にも書きましたが、KataGoの動作環境はできるだけ多くの人で共有した方が良いと、私は強く思っています。KataGoはとりあえず動かすだけでも大変な環境も多いですし、KataGoを快適に使うためには、高価なハードウェアが必要ですが、そういう物って基本的にアイドルタイムがあってはいけない。極度のリアルタイム性が要求されるグラフィカルなビデオゲームなどでは仕方ありませんが、囲碁のためにグラフィックボードを買うことが一般的に行われているのは、ちょっとおかしいと思います。それに、他の人と動作環境を共有すると、キャッシュも共有できる可能性があります。特定の対局を、多くの人が同時に観戦しているような状況だと、こんなのも結構ばかにならないはずです。あと共有うんぬんではありませんが、サーバでKataGoを動かすと、モバイルな環境のバッテリーを食わないのは、良いですよね。

ということでオンラインKataGo、g6.xlargeで一回動かしてみますかね。すでにあるコードを切り貼りするだけなので、作るのはそれほどたいへんではないと思います。需要が無かったら止める、有ったら秋にCOSUMIのg5g.4xlargeのSavings Plansが切れるタイミングで、g6.4xlargeかもしくはg6.12xlargeに、いっしょにお引越しということで。でもやっぱりg6.12xlargeいってみたいですねー 私は囲碁クラスタに対して、でっかいでっかい借りがありますし… それにしても、スーパーのお惣菜を買うときはあんなに慎重な私が、ことサーバになるとこんなにイケイケになるのは、自分でもなぜだかよく分かりません(笑)。

[追記 2025/4/28]
「頻度の設定」は、10PVから7PVに下げました。一度これで様子を見ますが、なんか表示回数はそんなに少なくないような気がしてきたので、リワードの24時間アクセス可能っていう設定は、もう下げれないかもしれません。

六十秒英単語テストでテスト結果が上位何パーセントに位置するのかのデータをアップデートしました(2024年8月)

かなり長い間ほったらかしにしてしまっていたのですが、六十秒英単語テストのVer. 1.1で、テスト結果が上位何パーセントに位置するのかのデータを、久しぶりにアップデートしました。

六十秒英単語テスト
https://www.60byo.net/

使用したデータは2022年1月1日以降のみの約2年半分です。サンプルが多くなって正確で滑らかな、そして最新の数字になりました。上位10%に入るには42問、上位5%には50問、上位1%には59問正解する必要があるのですが、このあたり以前よりも大幅に厳しくなっています。ちなみに最高記録は73問正解で2回、続けて72問が2回、71問が5回、70問が10回なんですが、70問オーバーは頭おかしいって…(笑) オリンピック選手並みの凄さだと思います。

六十秒英単語テストで六十問以上正解する人がいるらしい…

Twitterでたまたまこんなツイートを見つけました。

六十秒英単語テスト
https://www.60byo.net/

問題作った私でも、50問がかなり難しいのですが、63問って…(絶句) この1問/秒以上っていうのは、人間にはちょっと無理ではないかなと、今まで私は思っていました。どんな反射神経しているんでしょうね。本当にすごいです。しかし、さらに調べたところ(ちなみに、調べたデータは8月30日までの分)、なんと64問が1人だけおられました(!)。その次が先ほどの63問で、さらにその次は59問の1人まで結構飛びます。

いい機会なので、テスト結果が上位何パーセントに位置するのかのデータも、久しぶりにアップデートしました(使ったデータはここ1年の分にあえて限定しています)。40問正解で上位10%、43問正解で上位5%、48問正解で上位1%に入れるようです。全体的に数字が上がってきていますね。神の領域に居られる方々の励みになればと、1%より数字が小さくなる時は、小数点以下3桁まで表示するようにもしました。また少し時間を空けて、アップデートします。

あと、一昨日からアクセスがかなり多くなっています。タイミングなどから言って、先ほどの方が何度かツイートしてくださった影響のように感じられます。

ってここまで書いてから、もう一度Twitterをチェックしていたら、こんな方が…

さすがにここまで来てしまうと、特定の環境で動作がおかしいのではと、自分の書いたコードを疑い始めてしまいます(笑)。

[追記 2019/9/1]

うわーやらかしてる! できるだけ早く修正したバージョンをリリースします。

[追記 2019/9/2]
「kidney」が「肝臓」になっていたのを修正した、新しいバージョン1.1をリリースしました。このバージョンでは、テスト結果が上位何パーセントに位置するのかは、データがある程度集まるまで、表示されません。英単語と日本語訳のペアの誤りは、操作ミスや、問題作成時に使っていたいろいろなスクリプトのバグなどでも起こりうるので、最初にリリースした時は、無いわけないだろうと思ってましたが、その後、1年以上経過しても誰にも何も言われないので、大丈夫だったんだと思ったらこれです。

[追記 2019/9/12]
Ver. 1.1でも、テスト結果が上位何パーセントに位置するのかが、表示されるようにしました。まだデータが少ないので、できるだけこまめにアップデートしていくようにします(自動は危険なのでやりません)。ついでにVer. 1も、アップデートしました。こちらのバージョンは、今後アップデートすることはもうありません。

1回60秒の英単語テストを作ってみました

1回60秒で行う、英単語のテストを作ってみました

六十秒英単語テスト
https://www.60byo.net/

順に出題される単語の意味を、3つの選択肢の中から選んでいくという、よくあるタイプのテストなんですが、正答率ではなく、60秒の間に何回正解できるかを競うところがちょっと変わっていて、もし回答が不正解だったら、3秒間停止して次の問題に進めないようになっています。「正答率だけではなく、回答に掛かった時間も考慮すれば、もっと正確に(高速に)能力が評価できるのでは?」という発想で作ってみました。紙ではできない仕様で、ここはうまくいっているのではと思っています。よかったらぜひ一度、挑戦してみてください。ある程度データが集まったら、テスト結果が上位何パーセントに入るのかとかも、表示させたいと思っています。

このウェブアプリ、作り始めたのはもう2年ぐらい前(もっと前かも?)のことで、おおまかな所はかなりあっさりと制作できたのですが、一番最後にやり始めた肝心の問題の作成がもうめちゃくちゃに大変で、こんなに時間が掛かってしました(というより、こんなのやってられないと途中で何回もぼつにしようとしたんですが…)。信じられないかもしれませんが、のべ数百時間は掛かっています…(泣) いやもう、自分が一番信じられません。本当に馬鹿じゃないのか…

そして、その問題の作成なんですが、かなりいろいろなことを考慮しながら行いましたので、結構気持ちよく回答していけるのではないかなと思います。そのあたりのことも、ここで書こうかと思ったんですが、もういいや。めんどくさい(笑)。

実は今、苔の画像を見て種類を判別するウェブアプリを作っているのですが、今回みたいなことにならないように、とりあえずの性能で良いので、さっさとリリースするようにします。いや本当に、Done is better than perfect. って良い言葉だと思うよ…

[追記 2018/2/7]
テスト結果が上位何パーセントに位置するのかを、表示するようにしてみました。一応、すべての問題を7秒以内に答えた時のみに限定して、テストの途中で諦めてしまったケースなどを、ある程度除外してあります。データがもっと集まれば、再度数字をアップデートする予定ですが、とりあえず今現在、36問正解で上位10%、40問正解で上位5%、45問正解で上位1%に入れるようです。最高記録は48問正解。なかなかすごいですね。問題作った私ですら、これは簡単ではないです。

[追記 2018/4/25]
テスト結果が上位何パーセントに位置するのかのデータを、アップデートしました。37問正解で上位10%、40問正解で上位5%、47問正解で上位1%に入れるようです。最高記録は52問正解でお一人だけ。これは本当にすばらしい反射神経だと思います(笑)。

[追記 2018/8/25]
テスト結果が上位何パーセントに位置するのかのデータを、再度アップデートしました。36問正解で上位10%、41問正解で上位5%、48問正解で上位1%に入れるようです。最高記録は54問正解だそうです…