WebKit系ブラウザでcanvasタグがborder-radiusを無視する時がある

非常にささいな話なのですが、COSUMIの囲碁対局ゲームの碁盤は、ほんの少しだけ角を丸めています。ところが特定の環境では、HTML5版の方の碁盤の角が全く丸くならないことに気づきました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

少し調べたところ、このバグが原因のようです。

css – How to hide canvas content from parent rounded corners in any webkit for Mac? – Stack Overflow
http://stackoverflow.com/questions/10616668/how-to-hide-canvas-content-from-parent-rounded-corners-in-any-webkit-for-mac

要約すると、「WebKit系ブラウザにおいて、指定されたwidth属性とheight属性の積が66000以上のcanvasタグが、border-radiusを無視する時がある」ということのようです。リンク先では「canvasタグの親要素に指定されたborder-radius」という話になってますが、COSUMIではcanvasタグ自体にborder-radiusが指定されています。ちなみに私の環境では、Win7+ChromeとNexus7+Chromeはだめ、iPad3+SafariとiPad3+Chromeは大丈夫でした。

COSUMI側でも簡単に修正することができますが、これは明らかにブラウザ側のバグだと思われますので、とりあえずこのまま放置します。たぶんそのうち直るでしょう。

COSUMIのFlashがきれいに拡大・縮小するようになりました

COSUMIの囲碁対局ゲームでページ全体を拡大・縮小した時などに、Flashががたがたせずに滑らかに拡大・縮小するようになりました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

「なんでこんなにがたがたしちゃうんだろう」と、以前からかなり気にはなっていたのですが、「できることは全部やってるはずだし、こんなものなのかな」と、もうほとんどあきらめてました。ところがここにきて、その理由がわかった!

ActionScript 2.0のMovieClip.attachBitmapメソッドは、4番目の引数smoothingで、画像を滑らかに拡大・縮小するかを指定することができます。この項目は省略可能なんですが、省略した時のデフォルトはtrueだと自分の手元にあった日本語の公式のリファレンスに書いてあるんですよ。で、これが嘘でした…(泣) デフォルトはfalseです。公式のリファレンスにもいろいろなバージョンがあるのかもしれませんが、ちゃっと調べた感じ、英語の方には正しく載ってるみたいなんですけどね。ほんと、なんでこうなるの…

コンピュータ対プロ棋士の9路盤対決 第2弾

2012.11.25  |  Zen, 囲碁  |  Comments (2)

本日11月25日(というか、もうまもなく)、以前行われたコンピュータ対プロ棋士の9路盤対決の第2弾が開催されます。

コンピュータ囲碁がプロ棋士に挑戦 第2弾!
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/event/event20121125.html

蘇耀国八段、大橋拓文五段、一力遼二段とプロ棋士の面子がすばらしいですね。ニコニコ生放送でライブ中継もあります。

「コンピュータ囲碁がプロ棋士に挑戦」~九路盤ガチンコ対決~ 第2弾 – ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv115455271

[追記 2012/11/25]
結果はプロ棋士の6戦全勝でした。9路盤6局だけでどうこう言うのもちょっとあれですが、なんかZenは少しおかしかったですかね? 9路盤のあんな後ろのほうで間違えるのは、やや不可解な気がしました。加藤さんは「整数のコミがもしかしたら…」みたいな話を少しされていました。あと、今回はオープニングブックは使ってなかったようです。プロ棋士の人選は本当に本当に良かったと思います。

[追記 2012/11/26]
昨日の棋譜を天頂の囲碁3でいろいろと検討させていたのですが、プロ棋士が悪手だと指摘した手をことごとく選んでしまいますね… もちろん今のZenと天頂の囲碁3を同一視することはできませんが、この2つは兄弟なのだなあとなんか感心してしまいました。昨日はZenが間違えやすい碁形にたくさんなったかもしれませんが、設定が特別おかしかったとかではなさそうです。

一例を示すと、第三局の対蘇耀国八段(黒番)戦。

天頂の囲碁曰く、28手目は絶対H2だそうです(実は26手目でもかなりの確率でそこに打ちたがります)。これはどうやら次の黒H3が見えてないからのようで、29手目の黒番を考えさせても候補手にほとんどと言っていいほど出てきません。そして、30手目のH4の時に評価値がだいぶ下がってしまいます。

しかし、9路盤のこれだけ最後のほうで、自分の打つ手の隣をろくすっぽ考えないというのはどうなんでしょうか? 読みの幅が少し狭すぎるような… このあたり19路盤と9路盤で設定をあまり変えてないのかもしれませんね。ちなみに、加藤さんが「プロ棋士に予想外の手を打たれたときに、Zenがそれを悪い手だと判断することは無かった」というようなことを言われてました。あと、コミを半目足したり引いたりしても傾向は変わりませんでした(まあ、天頂の囲碁3でやっててもなんですが…)。

大橋先生が6連勝できた理由を聞かれて、「9路盤を研究したこと」と、「Zenを研究したこと」と、「運」だと言っておられましたが 、個人的には一つ目の「9路盤を研究したこと」が一番大きいのではないかと思います。今まで9路盤で人間が負けた時はこれがちょっと足りなかったように思います。

Fuegoの最新開発版が強い

以前からCGOS見ていて思っていたのですが、Fuegoの最新開発版は結構強そうな感じです。ということで、現在COSUMIで試しに使っています。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

使用しているのは、Rev 1604。正式版のバージョン1.1とそれぞれ20k playoutの設定で9路盤の対戦をさせると、勝率約78%。Rev 1604の方のplayoutを6kに絞ると、これでだいたいイーブンです。いい感じですね! COSUMIはできるだけ安全運転・保守的にと、いつも気をつけているのですが、さすがにこれだけ違うと我慢できませんでした(笑)。COSUMIではplayoutを調整したので、基本的に強さはこれまでと変わりませんが、もし安定して動作し続けるようなら、まず9路盤にレベル5を追加して、そのあと11路盤と13路盤もレベルを選択できるようにしたいと思っています。

最新開発版を使ってひとつ気になったのは、Fuego起動時、オープニングブック以外にpatterns9.datpatterns19.datという2つのファイルを読み込むようになっていることです。これはRev 1588で追加された機能のようで、Greenpeepというのはそういう名前の囲碁ソフトのことみたいです。ちなみにpatterns9.datpatterns19.datのファイル名の919というのは、当然のことながら9路盤と19路盤の意味だと思いますが、といっても9路盤専用と19路盤専用ということではなく、15路盤未満はpatterns9.dat、15路盤以上はpatterns19.datを使用しているみたいです。でもって、この2つのファイルの読み込みがけっこう重い… 通常Fuegoは1プロセスで1局とか100局とか打つのが普通だと思うので、そういった場合はほとんど問題にならないんだと思いますが、1プロセスで1手なCOSUMIではちょっと無視できない感じです。無くても大して弱くならないかなと9路盤で「patterns9.datあり」と「patterns9.datなし」を対戦させてみると「patterns9.datあり」の勝率が7割近くなるので(すごい!)、外すわけにもいきません。とりあえず、COSUMIでは使わないpatterns19.datの方は空にしておきましたが、ちょっと頭が痛いです。

[追記 2012/11/19]
9路盤にレベル5を追加しました。

[追記 2012/11/30]
11路盤と13路盤でも、コンピュータの強さが選べるようになりました。

iOS6ではページをスクロール中に発生したタッチイベントからJavaScriptのタイマーがセットされない?

このブログ記事で問題にしているiOSのバグは、iOS6.1ですでに修正されています

– – – – – – –

先日公開したCOSUMIのHTML5版には、「iPad3でページをスクロール中に碁盤や碁盤の周りのクリッカブルな所をタップするとその後の動作がおかしくなる」という不具合がありました。私もいまだによく分かっていないところがたくさんあるのですが、原因とそれに対してとった対策を簡単に書いておきたいと思います(このブログ記事には私の勘違いが含まれている可能性が高いです。すべてを鵜呑みにはしないでください)。

この不具合に気づいた時、まず最初に思ったのは、これはフェードイン・フェードアウトが絡んでいるのでは、ということでした。スクロール中のフェードイン・フェードアウトは、描画がたいへんなのではないかなと。しかし、必ずしもそうだと言い切れないような感じだったので、少しネットで検索してみると、こんな情報が見つかりました。

javascript – setInterval pauses in iphone/ipad (mobile Safari) during scrolling – Stack Overflow
http://stackoverflow.com/questions/11177774/setinterval-pauses-in-iphone-ipad-mobile-safari-during-scrolling

おおこれだと思いました。jQueryの.fadeIn()/.fadeOut()はJavaScriptのsetIntervalを使っているようです。しかしちょっと腑に落ちないのは、なぜタイマーが止まっただけで、その後の動作がおかしくなるのかです。再開さえしてくれれば問題無いはずですが… そこで、もう少し調べてみると、こちらのブログのコメント欄に、ちょっと気になることが書いてありました。

There is one more bug I haven't seen anybody writing about. If a touch event causes a setTimeout, but that same touch event causes scrolling, that timer will never fire.

More information and a workaround here: https://gist.github.com/3755461

あれっ? なんかおかしい… 「止まる」のではなく「発火しない」と書いてあります。そしてリンク先のios6-timers.jsをCOSUMIのに試させてもらうと、不具合が完全に起こらなくなりました。

簡単なサンプルページを用意してみました。モバイル端末から試してみてください。Startボタンをタップすると、赤と青の四角が右に動きます。赤い方はJavaScriptのsetIntervalを使っていて、青い方はCSSのtransitionを使ってのアニメーションです。

http://www.perfectsky.net/misc/20121002.html

<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<meta name="viewport" content="width=640px">
<title>iOS6 Timer Test</title>

<style>
div{
  position : absolute;
  left     : 20px;
  width    : 100px;
  height   : 100px;
}
#div1{
  background-color : #ee4444;
  top              : 20px;
}
#div2{
  background-color : #6666bb;
  top              : 140px;
}
button{
  display   : block;
  margin    : 300px auto 0;
  font-size : 200%;
}
</style>

<script src="http://code.jquery.com/jquery-1.8.2.min.js"></script>
<script>
$(function(){

  var pos = 20;

  $("#div2").css("transition", "left 10s linear");

  $("button").on((window.ontouchstart === null) ? "touchstart" : "mousedown",
                 function () {

                   $(this).remove();

                   var timerId = setInterval(
                     function(){
                       $("#div1").css("left", ++pos);
                       if(pos >= 520){
                         clearInterval(timerId);
                       }
                     }, 20);

                   $("#div2").css("left", "520px");

                 });
});
</script>

</head>
<body>
<div id="div1"></div>
<div id="div2"></div>
<button type="button">Start</button>
</body>
</html>

まず最初は、Startボタンをタップして赤と青の四角が右に動き始めたらそこでページをスクロール(ピンチイン/ピンチアウトでもいいです)してみてください。たぶん、両方の四角が停止すると思います。そしてスクロールしていた指を離すとまた動き始めます。これは、iOSやAndoidではよく知られた挙動のようです。

そして次は、まずページをスクロールし、その指を離さないままStartボタンを押して、最後にスクロールしていた指を離してみてください。私の持っているiOS6のiPad3では(SafariでもChromeでも)、下の青い四角は動きだしますが、上の赤い四角は動き始めません。これはどうやらiOS6のバグのようです。そして先ほどのios6-timers.jsを使うとこの不具合は起きません。

肝心のCOSUMIへの対策ですが、最初はjquery.animate-enhanced pluginを使えばそれだけで直るかなと思ったのですが、よくは調べてませんがそれではうまくいかなかったので、最終的にはjQueryの.fadeIn()/.fadeOut()をすべて.show()/.hide()に書き換えることによって解決しました。他にも書き換えないといけないところがありそうでしたが、とりあえずCOSUMIの場合は、すべてjQueryの.fadeIn()/.fadeOut()に絡んでいたようです。ios6-timers.jsの使用は副作用があってもいやなのでちょっと控えました。将来的にはできればもうちょっとましな対策をしたいと思いますが、とりあえず今はこれでいきます。

今回のバグは、ページのスクロール中という限られた状態でしか発生しないためか、当初は全くといっていいほど情報がありませんでしたが、すこしずつ気づいた人がでてきたようです。

javascript – iOS 6 safari, setInterval doesn't get fired – Stack Overflow
http://stackoverflow.com/questions/12683510/ios-6-safari-setinterval-doesnt-get-fired

setTimeout while scrolling in iOS 6 doesn’t work, works in iOS 5 – Google グループ
https://groups.google.com/forum/?fromgroups=#!topic/phonegap/3Xe_M79qHEM

[追記 2013/1/29]
今回のiOSのバグは、iOS6.1で修正されたようです。COSUMIの方もまた今度元に戻しておきます。

[追記 2013/2/7]
.fadeIn()/.fadeOut()に戻しておきました。たったこれだけのことで、リッチな感じになるんですよね。

COSUMIにモバイル端末向けHTML5版ができました

COSUMIに、Flashを使用しないモバイル端末向けHTML5版の囲碁対局ゲームを作ってみました。

囲碁対局ゲーム(モバイル端末向けHTML5版)
http://www.cosumi.net/mobile/play.html

かなり以前から作り始めていたのですが、ちょっと完成までに時間が掛かってしまいました。とりあえずiPadでは動きます。WindowsではChromeとFirefoxは大丈夫です。IEですか? もうよく知りません…(笑) IEが入っている環境なら、きっとFlashも入っているのでそれでもういいかな? 音は出ません。これは宿題とさせてください。とりあえずテスト公開です。しばらくしてから、トップページなどからリンクを張ります。

もし遊んでみて動作がおかしかったら、お使いの環境も含めてぜひ教えてください。明らかバグは大抵直せるはずです(逆に、微妙な不具合は少し難しいかもしれません…)。反対にちゃんと動いたよという報告も、たいへんありがたいです。どうかよろしくお願いします。

最後に、制作中に感じたことなど、ぐだぐだと書いていきたいと思います。

「携帯でCOSUMIが動けばなあ」というのは、思い返せば、一番最初にCOSUMIを制作し始めたころから思っていたことでした。しかし、当時は自分自身のスキルや状況がそれを許さず、どうにもなりませんでした。その内、AndroidでFlashが動くようになり「へへ、やっと時代がCOSUMIに追いついたぜ」と余裕をかましていたら(笑)、そのまま時代に追い抜かれてしまいました(泣)。仕方なく、重い腰を上げHTML5版の制作に取り掛かったという次第です。

当初は携帯電話を常に念頭に置いていたのですが、作っていく内にCOSUMIの主戦場はスマフォではなく、タブレット端末じゃないかと思うようになりました。これについては、今後のアクセス解析がちょっと楽しみです。

技術的なことも少し書いておくと、碁石はCanvasで描いています。画像を貼っているとかじゃなくてグラデーションをつけて丸を描いています。いろいろ試したのですが、これが速くて綺麗でした。絵を手直ししたい時も、少し数字をいじればいいだけなのでものすごく楽です。

それから、動作確認のためにiPad3買ったのですが、Retinaディスプレイが本当に綺麗です。そしてこういったモバイル端末使っていると、画像がドットバイドットで表示されることを期待する時代は完全に終ったんだということを実感します。例えば、どこのサイトを見ていても、画像汚い・テキスト綺麗です。こういうのはものすごく驚きでした。

iPadと言えば、新しいiOS6です。個人的には地図は許せますが(笑)、この仕様(バグ?)は許さん! 少しはまってしまいました。なんでPOSTのレスポンスをキャッシュするんだ… これ、もう少し世間的に大ごとになりそうなものですけどね。

[追記 2012/9/29]
トップページからのリンクも張って、正式公開としました。ウェブサーバのアクセスログを見る限り、Androidでも動いているのかな?

ただ、ちょっとした不具合がひとつだけ見つかりました(正確には制作中になんどか経験していた不具合の再現方法がようやく分かりました)。それは、「iPad3でページをスクロール中に碁盤や碁盤の周りのクリッカブルな所をタップするとその後の動作がおかしくなる」というものです。時間はかなり掛かったのですが、少しずつ原因も分かってきました。この話はこの話だけで一度ブログ記事にしたいと思います。ちなみにこの不具合は、まだちゃんと確かめてはいませんが、たぶん直せると思います。

[追記 2012/10/2]
この不具合を修正しました。技術的な詳細はこちらをみてください。

iOS6ではページをスクロール中に発生したタッチイベントからJavaScriptのタイマーがセットされない?
http://www.perfectsky.net/blog/?p=152

9路盤でコンピュータの強さが選べるようになりました

COSUMIの9路盤で、レベル1からレベル4までコンピュータの強さを選べるようにしてみました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

今回の変更直前の9路盤の強さは、(常に一定ではありませんでしたが)だいたいレベル3.5相当ぐらいでした。ですので、今回のレベル4は今までよりも少し強く、レベル4以下は今までよりも弱いです。将来的にはレベル5はいつか必ずできそうです。それより上はFuegoの進化しだいですね。それぞれのレベルの強さがころころ変わっては意味が無いと思うので、今後のアップデート時には、できるだけ同じ強さを維持できるように気をつけたいと思います。

一応、どのようにレベルの調整をしているかも、以下簡単に書いておきたいと思います。COSUMIの9路盤は、まず初手からCOSUMI独自のオープニングブックを使い、それが切れるとFuegoに考えさせ、そしてある一定の手数まで来るとGNU Goに考えさせていました(厳密にはもう少しややこしいことをやっていますが…)。今回はこの元々Fuegoに考えさせていた中盤を、GNU Go、Fuego 2000playout、Fuego 6000playout、Fuego 20000playoutにすることで、それぞれレベル1からレベル4の強さに調整しています。ちなみに、GNU GoとFuego 2000playout、Fuego 2000playoutとFuego 6000playout、Fuego 6000playoutとFuego 20000playoutの組み合わせで初手から終局まで丸々一局戦わせると、だいたい後者が勝率8割ぐらいになります。

天頂の囲碁4

2012.07.06  |  Zen, 囲碁  |  Comments (0)

天頂の囲碁4が出るようです。Amazonのページによると、発売予定日は2012年7月27日とのこと。今回は、例年に比べてちょっと時期が早いですね。

武宮正樹九段に四子で勝利した話題の思考エンジンを搭載。最高棋力は五段に到達、たゆみなく進化する大人気シリーズです。

今回のバージョンはパスしますけど、天頂の囲碁5が出たらまた買いたいな。

19路盤で置き碁ができるようになりました

COSUMIの19路盤で置き碁ができるようになりました。

19路盤
http://www.cosumi.net/nineteen.html

例によって石を置くことしかできませんが、まあこれで良いと思います。

とりあえずで作ったこの19路盤ですが、プレイしてくれる人の割合がすごく多くてびっくりしています。このあたりは本当にちょっと認識を改めないと…

第22回世界コンピュータ将棋選手権

2012.05.03  |  将棋  |  Comments (0)

本日、5月3日から第22回世界コンピュータ将棋選手権が開催されます。

第22回世界コンピュータ将棋選手権
http://www.computer-shogi.org/wcsc22/

WCSC22開催概要
http://entcog.c.ooco.jp/WCSC22/kaisai/

例によって、分かりやすい今大会の見どころの紹介がこちらに用意されています。

<一次予選>

1.昨年前評判が高く、結局出場せず、ベールに包まれた「大将軍」の活躍はあるか?

2.海外から参加の「無明3(アメリカ)」は、順位を伸ばすか?

3.ここ数年猛威を振るう「稲庭将棋」型プログラムは現れるか?また、その対策は?

<二次予選>

4.今年から決勝シードがなくなり、ハイレベルの生き残りを賭けた熾烈な対戦の行方は?

5.昨年初出場で大活躍した「Sunfish」、2年目で新人賞を獲得した「ツツカナ」は、決勝に進めるか?

6.序盤定跡データベース無しで臨む「芝浦将棋」は、序盤新手を繰り出すか?

<決勝>

7.2000-2001年以来連覇はないが、「Puella α(旧:ボンクラーズ)」の連覇となるのか?

8.昨年、同率ながら優勝を逃した「Bonanza」の久々の優勝は成るか?

9.「習甦」、「激指」、「Ponanza」、「GPS将棋」らがどういった優勝争いを見せるのか?あるいは、新興勢力の台頭はあるのか?

10.第2回電王戦に登場する5つのプログラムの行方は?!

いまや、長い将棋の歴史上、最高の棋譜が見れるかもしれないイベントです。将棋ファンはもう見逃せないと思います。

COSUMIのサーバを交換しました(3回目)

昨日、COSUMIのメインのサーバを新しいのに交換しました。

オンライン囲碁ゲーム COSUMI
http://www.cosumi.net/

新しいサーバは、「さくらの専用サーバ」のエクスプレスシリーズの一番高いのです。お値段は、35,800円/月から13,800円/月に!(幸せです。いやほんとに) しかも、COSUMI的な性能はそれほど変わらないかなと思っていたのですが、新しいのは倍近く処理能力があるみたいで… 特に意外だったのは、GNU Goを同時にたくさん動かしている時に、Hyper-Threadingで4割ほど多く仕事してくれること。テストする前はゼロみたいなものだろうと思ってました。

サーバのスペックも良くなったので、少し贅沢にリソースを使うようにもしました。Fuegoのバージョンも0.4.1から1.1に変更(ずっとほったらかしだった…)。定石も少しアップデートしました。という訳で、もろもろ結構良くなっているはずです。

あと、今現在COSUMIのHTML5版を作成中です。最初は大変かなと思っていたのですが、作り始めたらそうでもなかった… とりあえず、iPhoneやiPadなどのiOS系で動くようにだけはしたいと思います。

Pachiにたくさんたくさん戦わせてみた

COSUMIの新しいサーバを借りたので、本番に投入する前に、自分のPCでは普段できない、負荷の掛かる重いPachiのテストをいろいろやってみました。とりあえずplayout数を20kにそれぞれ設定してFuegoと100局(以下すべて19路盤、コミ6目半。Pachiのバージョンは9.01、Fuegoは1.1。カッコ内は、一局あたりの平均消費時間です)。

Pachi。

$ pachi -t =20000

Fuego。

$ fuego --config foo.conf

foo.conf。

uct_param_search number_threads 1
uct_param_player ignore_clock 1
uct_param_player max_games 20000

そして結果は、

Pachi(832.2sec) 67勝 – 33勝 Fuego(550.5sec)

消費時間が結構違うので、今度はplayout数を15kと25kにして更に100局。

Pachi(619.4sec) 41勝 – 59勝 Fuego(635.6sec)

うーん、そうなんですよね。私が調べた範囲では、以前から19路盤でもPachiがいまいち冴えないんですよね… 一応、ここにあるextra pattern filesを使うと強くなるらしいですが、言っても50~150Elo程度のようですし、なにか他にしておいた方が良い設定とかあるのかな?

気を取り直して次行きます。今度はplayout数に因る強さの変化を調べてみます。playout数が1kから128kの8つのバージョンのPachiに、Gomillというソフトを使って、1ペアあたり10局の総当たり戦を行わせてみました(このGomillというソフトはすごい便利!)。

                     A    B    C    D    E    F    G    H
A pachi-playout1k        1-9  0-10 0-10 0-10 0-10 0-10 0-10
B pachi-playout2k   9-1       0-10 0-10 0-10 0-10 0-10 0-10
C pachi-playout4k   10-0 10-0      0-10 0-10 0-10 0-10 0-10
D pachi-playout8k   10-0 10-0 10-0      1-9  0-10 0-10 0-10
E pachi-playout16k  10-0 10-0 10-0 9-1       1-9  0-10 0-10
F pachi-playout32k  10-0 10-0 10-0 10-0 9-1       2-8  1-9
G pachi-playout64k  10-0 10-0 10-0 10-0 10-0 8-2       2-8
H pachi-playout128k 10-0 10-0 10-0 10-0 10-0 9-1  8-2

playout数が増えるにしたがってきっちりと強くなっていくのですが、上の方ではその効果が少しずつ失われていくのがわかります。そして問題はこれが最終的にはどのように収束していくのかなので、さらに追加で128kと256kを20局。

                     A    B
A pachi-playout128k      7-13
B pachi-playout256k 13-7

そして、Fuegoでも同じようなことをさせてみました。

                     A   B   C   D
A fuego-playout16k      2-8 2-8 1-9
B fuego-playout32k  8-2     3-7 1-9
C fuego-playout64k  8-2 7-3     2-8
D fuego-playout128k 9-1 9-1 8-2

はっきりしたことを言うには対局数が少なすぎますが、Pachiの時とはちょっと様相が違って見えます。

全体的な結論としては、「playout数が多ければPachiは強いけど、少なければそうでもない」といった感じでしょうか?

最後に、無作為に選んだPachiの128kと256kとの対局を先後を換えて1局ずつ貼っておきます。

武宮九段 vs Zen

2012.03.14  |  Zen, 囲碁  |  Comments (2)

去年、震災の影響で中止された大橋五段とコンピュータソフトとの9路盤対決が、今年、バージョンアップして帰って来ます。

第6回 E&Cシンポジウムプログラム
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/contents/symposium/6thE&C.html

特別イベント『コンピュータ囲碁がプロ棋士に挑戦!』(3/17)|囲碁のニュース|公益財団法人日本棋院
http://www.nihonkiin.or.jp/news/2012/02/317.html

武宮九段とZenの対局ということは、「どっちの石が上にいくか対決」(笑)ですね!(まあ、置き碁なんですけどね…) 一番手直りで計2局打ってもらえるのが、すごくありがたいです。ちなみに、今回のイベントはニコニコ生放送で放送されるようです。

[追記 2012/3/18]
4子でZenが勝っちゃいました… 本当にすごいですね。言葉が無いです。

19路盤

COSUMIで19路盤の対局もできるようにしました。

19路盤
http://www.cosumi.net/nineteen.html

COSUMIが黒番の時の初手以外は、もう完全に全部GNU Goです。正直、ローカルでお好きなGUI使ってGNU Goと対局してもらった方が何かと良いと思うので、存在意義がちょっと薄い気もしますが、まあとりあえず作ってみました。一応、この19路盤だけはサーバの負荷が高い時は対局できない仕様にさせてもらいますが、実際はたぶん基本的にいつでも動くと思います。というか、いつでも動くようにサーバを増強し続けたいと思います。

今回の19路盤の対局ゲームでは、さくらのVPSを初めて使ってみました。最近になって気づいたのですが、このサービスちょっと安過ぎではないでしょうか? 鯖をたくさん食べたければ(笑)丸ごと一匹買ってくるのが良いに決まってると思ってたのに、この小さい切り身はとってもお買い得に見えます。もし今回これでうまくいくようなら、今後はこのさくらのVPSをたくさん借りて負荷を分散させていく予定です。本当にありがたいことなんですが、現在のCOSUMIのアクセス量は4コアXeon2発ではとても捌ききれません… サーバが複数台の構成になるのは技術的にいろいろ大変ですが、もうこれは避けようがなさそうです。

PachiのWindows用バイナリ

2012.02.05  |  Pachi, 囲碁  |  Comments (0)

Pachiの本家サイトに、最近まで用意されていなかったWindows用のバイナリが出ています。

Pachi – Board Game of Go / Weiqi / Baduk
http://pachi.or.cz/

以前からこちらのサイトには古いバージョンのWindows用バイナリがあったのですが、私の環境ではなぜだかちゃんと動作しませんでした。でも、今回のバイナリはどうやら特に問題なく動くようで、試しにGoGuiで19路盤を一局打ってみましたが、最初はむちゃくちゃなのに対局が進むにつれてだんだんしっかりしてくるのがちょっと面白かったです。パラメータの設定とかあまりよく分からないのでなんですが、最近のハードで動かせばそれなりな棋力ではないかと思います。とはいえ、天頂の囲碁3になれた体には…(笑)