モンテカルロなGNU Go

2008.04.18  |  GNU Go, 囲碁

GNU Goの最新開発版、バージョン3.7.12が出ていたのでChangeLogを見ていたら、その中にこんな項目を見つけました。

new options –monte-carlo and –mc-games-per-level to use Monte Carlo UCT search on 9×9 and smaller boards

ついにGNU Goもモンテカルロだそうです! ということでさっそく実力を調べてみることにしました。

まずは、

gnugo-3.7.12.exe --monte-carlo

gnugo-3.7.12.exe

で先後を換えて50局ずつ計100局、9路盤で対戦させてみました。コミは6目半です。結果は、前者モンテカルロの63勝37敗となりました。なかなかやるなと最初思ったのですが、モンテカルロの消費時間が約13倍(!)と多いので、バランスをとるため、次に

gnugo-3.7.12.exe --monte-carlo --level 1

gnugo-3.7.12.exe

で対戦させてみました。結果は、モンテカルロの41勝59敗。しかもまだ1.2倍ほど時間を使っています。うーんまだまだだめかも… しかし、ここまでレベルを下げるのは、逆にモンテカルロがかわいそうな気がしたので、最後に

gnugo-3.7.12.exe --monte-carlo --level 5

gnugo-3.7.12.exe --level 15

で対戦させてみました。結果は、モンテカルロの59勝41敗。時間も先ほどまでとは逆に、非モンテカルロがモンテカルロの1.3倍ほど使っています(バランスとるの難しいな(笑))。

と言うことで結論、「新しいモンテカルロなGNU Goは時間をたくさん使えば結構強い」でした。本当は、–mc-games-per-levelというオプションも使って消費時間を調節できれば良かったのですが、すぐに適当な数字が出てくる気がしなかったのでやめておきました。

私は囲碁があまり強くないのであれですが、少し棋譜を見たかぎりでは、モンテカルロGNU Goの棋風は、石がガンガンぶつかって、相手の地になりそうな所にも入って行く少し攻撃的な感じでした。でもヨセは以前と比べてなんだかおかしいと思います。前半モンテカルロ、後半非モンテカルロで打ってくれたら結構いいかもしれません。まだチューニングが全然できていないみたいなので、これからに期待ですね。

現時点では、モンテカルロなGNU Goの情報はほとんどないようですが、興味のある人はこことかここを見てみてください。

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